QA2AQ AgileなQualityの実践-その4-「俺たちがAQだ!」

QA2AQについての記事4日目。
QA2AQについてはこの記事をご参照ください。

今回は、俺たちがAQだ!といった感じのパレットを抜粋しました。
というより、[Becoming Agile at Quality]のパレットから抜粋しただけになってます。
ホワイトペーパーの訳ではなくを雑訳して引用していますが、私なりの解釈や整理した内容をかいたポエムのようなものととらえてください。

Whole Team

従来、QAチームは開発チームとは別組織として存在していることが多い。
また、開発後半に投入される存在のため、市場投入までの圧力により品質を妥協する場合がある。
従って、QAをアジャイルチームの一員に含めよう。
別組織からチームメンバーとなることで、チーム全体の品質意識が高まる。

QA Product Champion

チームやPOは機能提供を重視しがちになるが、品質が充足されるまでは「リリースできる状態」とは言えない。
チームがシステム品質に集中できるよう支援する役割。
プロジェクトの開始から顧客要件の理解に関与し、チームを支援する。
ビジネスアナリスト、アーキテクト、プロダクトマネージャはQA Product Championともいえる。
専門知識を普及させることで、品質の検討やテスト実施能力の向上を図る。

Agile Quality Specialist

特定のシステム品質に対する技術スキルが高い方を指す。
セキュリティの場合で言えば、セキュリティアーキテクトやセキュリティスペシャリスト。
スペシャリストは、単なる助言だけではなく実践的な直接支援を行うことでチームと協力します。

Spread the Quality Workload

QA以外も品質に関するタスクをこなすことで、作業負荷を分散させる。
プロジェクト全体に品質に関するタスクを含めることで、高品質に向かうための作業負荷を分散させる。

Shadow the Quality Expert

Expertのシャドーイングをすることで、メンター指導効果やチームの成長につながる。
QAの専門知識は高度に専門的である。

Pair with a Quality Advocate

ペア作業はペアプロだけじゃないよ。
QAの仕事はテストだけじゃないよ。
QAとペア作業することで、優れたテストの設計だけじゃなくアーキテクトが品質目標に影響を与えるかどうか検討することもできる。
ただ、ペア作業は片方向の学習だと失敗するかもしれず、双方向の敬意、理解と信頼が大事。


Specialistのシャドーイングができれば、立派なSpecialistになれると思いますが、道は険しそう。
ペア作業を通じて学習していきたいところ。
いや、そもそも自分の身近なSpecialistって誰だろう?